広井政昭
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江戸独楽製作
昭和十年、現在の江藤区の大島に、木地玩具職人の次男として生まれる。父、賢二郎氏は亀戸で「おもちゃ屋賢二郎」と看板を揚げて製作に従事していた。
広井家は、もと将軍家御典医をつとめた家系。維新後も政昭氏の祖父、朝顕氏は明治天皇に仕えていた。が、新政府に対する旧幕臣家の反発心もあったものか、医者を辞して、近所の独楽師を師匠とし、また箱根から職人を呼び寄せて、以前から道楽としていた独楽とおもちゃを作り始める。朝顕氏の息子が、政昭氏の父親である賢二郎氏。政昭氏までは、朝顕氏の師匠から数えると四代目にあたる。実兄で、仙台秋保工芸村在住の道顕氏とともに、江戸東京の小意気な独楽・挽物玩具作りの伝統を伝えている数少ない職人である。
初めて独楽作りをしたのは十歳の頃。父親に小さな「ろくろ」を作ってもらって手ほどきをうけた。人一倍の研究熱心さで、元禄以来の曲独楽や、明治以降の東京の風俗に取材した挽物玩具と、幅広い製作をこなしている。なかでも、独楽の回る力を利用した「からくり独楽」の分野において創造力を発揮し、ユーモアとアイディアに溢れた数々の作は氏独自のものである。
広井氏の活動の舞台は国内にとどまらず、世界各地に及んでいる。日本文化紹介の功績により、米国シアトルの名誉市民第一号に指名され、ルーブル装飾美術館には作品が永久保存、展示されている。
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